毎日の仕事や人間関係の中でふと湧いてくる“気づき”。
気になるほどではないけれど、放っておくとじわじわストレスになるような、あの小さな違和感。
「今日の気づきメモ」では、そんな日常のモヤモヤを短くまとめ、心を整えるヒントとして言語化しています。
今回の記事はですね、「仕事できないふりをするのが一番賢い?」というテーマで書いていきたいと思います。
このテーマはいつも、心のどこかにあったのですが、「そうだ!記事にしよう!」と思って、小さいテーマだけど、シェアできればと思います。
ちなみに、前回の今日の気づきメモはコチラの記事です。
>>職場の人間関係の悩みは「社内」と「社外」どちらの相談窓口を利用するべき?
仕事できないふりをするのが一番賢い?と思ってしまう瞬間
「仕事できないふりをしたほうが得をする人って、実際にいるよな…」とふと感じる場面ってありませんか?私は、あるんですけど、そんな状況を見るたびに思うのです。
“もしかして、これって一番賢い立ち回りなのでは?” と。
もちろん全員がそうではありません。でも、職場には必ずと言っていいほど、
- 自分様がするべき仕事じゃないからやらない
- ある程度認められた地位ではありたいが、責任が問われる仕事は断る
- 「わからない」「できない」を武器のように使う
- 自分様は忙しいからという理由で、他業務の協力はしない
そんなタイプの人がいます。
そして不思議なことに、そういう人ほど
周りが手伝ってくれたり、責任のある仕事を任されにくかったり します。
結果として、本人は傷つかず、怒られず、平和に働けてしまう。
一方で、できる人・動ける人・協力的な人ほど仕事が集中し、トラブル対応まで押しつけられる…。
なんだか腑に落ちないけれど、これが現実なんですよね。
仕事 “できないふり”が得をする理由
観察していて思うのは、このタイプが成功するのは決して偶然ではないということ。
その背景には、こんな心理や構造があります。
1、周囲の「助けなきゃ」という優しさにつけこむ形になる
困っている人を見ると放っておけない人が多い職場では、特に成立しやすい。
とくに、上司が優しい方だと、確実に成立する。
周りに協力するように上司が言えばそれで完結。
なので、上司や周りを自分に同情させることができれば、簡単に自分の思う通りに人を動かすことが可能なのです。
2、責任を背負わない立場が作れれば、精神的負担が減る
叱られにくく、期待されないぶん、メンタルが安定する。
誰も文句を言う人もいない、注目する人もいない、やりたい放題である。
3、“無能アピール”は、ある意味で最強の自己防衛
できる人ほど責任を負いやすい分、評価と負担が比例しないことが多い。
こう考えると、
「できないふりをしてるのが賢い」
というより
“できる人が損しすぎている構造がおかしい”
のかもしれません。
こういった構造ができあがっている職場は、必ずと言っていいほど人間関係の構築がどこか狂っている。(なぜか仲が異常に悪い)
正当に判断している職場は、頑張りが見えている分は、しっかりと給料やお休み、手当など何かしらの面で還元されている可能性が高いだろう。
それでも私たちが学べることは何か?
ここで大切なのは、
「じゃあ自分もできないふりをしよう!」
という結論ではありません。
そうではなくて、
・全部を背負い込む必要はない
・お互い様の心でいること
・自分を大切にしてくれる人を大切にすること
という学びの方が大きい気がします。
“頑張った人だけが疲れていく職場” は、もう古い。
そして、あなたの優しさにつけこむ人のために心をすり減らす必要はありません。
ときには、
「それ、私じゃなくて、本人にやってもらいましょう?」
と一歩引く判断だって大切です。
今日のまとめ
仕事ができないふりをする人が得をしているように見えると、やるせない気持ちになりますよね。
でも、そこから見えてくるのは、
- 周囲に任せる“図太さ”も生きる術
- できる人だけが消耗している職場の不均衡
- でも、心のレベルを下げる必要はない
ということ。
あなたが毎日頑張りすぎているなら、
少し肩の力を抜いて、“自分を守る働き方”を選んでもいいんです。
あなたは間違っていない。
ただ、意地悪な気持ちを持つと自分の心がとげとげしてくるので、穏やかな心でいましょう。
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