2025.10.7【キンドル本】をチェックしよう!

「人間関係で、もう悩まない。職場にいるヒステリックおばさんに負けない本」
ハートコンパス管理人:野村沢明美が執筆

メンタルで勝っていく!

噓の話が“1%の真実”で人が追い込まれる時代になってしまった【嘘に真実を混ぜる】

毎日の仕事や人間関係の中でふと湧いてくる“気づき”。
気になるほどではないけれど、放っておくとじわじわストレスになるような、あの小さな違和感。
「今日の気づきメモ」では、そんな日常のモヤモヤを短くまとめ、心を整えるヒントとして言語化しています。

今回の記事はですね、タイトル通りで「ほんの少しの真実を混ぜるだけで、嘘が“もっともらしい話”になってしまうんだよな…」という気づきについて話していきたいと思います。

人は、事実そのものより、
“それっぽい話”や“人に話したくなるような話の方が信じてしまう。

だからこそ、
1%だけ真実を混ぜた嘘が、いちばん危険なのかもしれません。

少しでも、「yes」と言わせたらそれが真実になってしまうんですよね。

前回の記事はこちら
>>仕事できないふりをするのが一番賢い?と思ってしまう瞬間

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■ 嘘に真実を混ぜる“ほんの1%の真実”で負ける

例えば、こういうケースを見たことはありませんか?

  • ほんの小さな言い間違いを“態度が悪い”と脚色される
  • 仕事のミスを“普段からサボってる”と話を盛られる
  • 一度の表情の曇りを“人間関係がうまくいっていない”に変換される

嘘そのものは大きくても、
そこに “確かにそういう場面もあった”
という一点の真実があるだけで、

嘘が、まるで真実のように扱われる。

そして恐ろしいことに、

話を盛った側は罪悪感がない。
聞いた側は疑うことをしない。

結果、追い込まれるのは
“言われた本人” だけ。

今はまさに、
1%の真実で人の印象が決まってしまう時代
なんだと痛感します。

正直、トイレに行くのも「仕事をさぼっている」と言われたら、言語として言い返す奇麗な言い方もわからないし、『トイレまで見られているのか?』と思ったら気持ち悪くて話したくもなくなる。

■ “言ったもん勝ち”が成立してしまう職場の構造

職場でこの現象が起きやすい理由はシンプルです。

1、忙しくて、人の本質を見る時間がない

だから“それっぽい話”が真実になる。信じる方も信じる方だけれども。

2、確認せずに噂だけが一人歩きする

人は面倒なことほど深掘りしませんし、強い人の味方です。

たとえばですが、上司がパワハラをしたときに、誰がそれを認める判断をするのでしょう。問題を訴えたとしても、「そんなつもりはありません、以後気を付けます」で、済まされるだろう。

そして、やりたい放題の上司ができあがっていく。

誰が一個人を守るのか。

守るメリットは会社にあるのか。深く考えれば考えるほど、「良い人たち」に恵まれる事を願うことしかできない。

3、誰かの言葉に“権力”が乗る

年上・役職者・声の大きい人の意見が正義になる。

こうなると、結局
正しいことより、先に言った人が勝つ。

そして、事実を知る人が少ないほど、
嘘は簡単に力を持ってしまうのです。

「そんなはずない…」と思いたいけれど、
実際にこういう構造を見たことがある人は多いはず。

というか、社会はこうでしかない。

職場の人間関係もそうだが、大人の人間関係の問題には、必ずといってもいい「正義・プライド・権力」の戦いになっている。

■ 私たちが守るべきもの

こういう時代だからこそ、
私たちが大切にしなければならないことがあります。

・誰かの噂を“そのまま受け取らない”
たったこれだけで、救われる人がいる。

・結論を急がず、事実を見にいく
人間関係の正義は、丁寧さの中にある。

・炎上や噂に巻き込まれない距離感を持つ
すべてを真に受ける必要はない。
他の人に聞き込みをすることで、事実と誤解、行き違いという解決の糸口が見つかるかもしれない

そしてもう一つ。

あなた自身も、誰かにとっての“1%の真実”で語られる可能性がある。

だからこそ、
自分を守る術も持っておきたいですね。

ちなみに、私が当事者になったらとことん話を聞きます。面白そうだし、嘘の話をどんな気持ちで語っているのかを、この目で見てみたいという興味があります。

・なぜ嘘をついたのか
・なぜそういう解釈をしたのか
・それを言いふらして何がしたいのか
・何をしてほしいのか
・どうなってほしいのか

考えただけで、とても面白い人材に会えてラッキーと思ってしまう。

今日のまとめ

「1%の真実で追い込まれる時代」
と言うと大げさに聞こえるかもしれません。

でも、職場での理不尽な誤解や噂の多くは、
この現象が原因になっています。

だからこそ、

  • 噂をそのまま信じない
  • 自分を守る距離感を持つ
  • “言ったもん勝ち”に飲まれない

この3つを心に置けば、
少しだけ働きやすくなるはず。

今日の気づきが、
あなたの心を守るヒントになりますように。

お便り募集

あなたの職場で“1%の真実で盛られた話”を目にしたことはありますか?
どんな場面でしたか?

>>あなたの気づきやモヤモヤを聞かせてください。

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