最近、夫婦YouTuber「ポンコツらいす」さんの動画が炎上し、大きな話題になっています。
そのきっかけは、動画内で、子連れでの再婚した妻の子どものことを
「邪魔だったかもね」と、発言したことで炎上。
娘さんへの対応をめぐる視聴者の反響がとても大きいとみられます。
今回の騒動を通して、多くの人が感じたのは「怒り」や「批判」よりも、実は「子どもの心を守りたい」という深い気持ちなのではないでしょうか。
SNSでは炎上が起きるたびに、誰かを責める声が広がりますが、その裏には“人の優しさ”や“共感の心”が隠れていることもあります。
この記事では、この炎上から見えてきた「人の心の動き」や「なぜ守りたいという感情が炎上に変わるのか」を心理学の視点からわかりやすく解説します。
このポンコツらいすの炎上をきっかけに、他人やあなたの中にもある“他人を思いやる心”について、改めて考えるきっかけになるはずです。
ポンコツらいす炎上とは?虐待か?発言とその反響
人気夫婦YouTuber「ポンコツらいす」さんが炎上したのは、動画内でのある発言がきっかけでした。
問題となったのは10月27日にInstagramなどに投稿された動画。それは妻が夫に《結婚するとき、連れ子邪魔だった?》と問い、夫は《邪魔だったかもね》と娘の目の前で答えたものだった。
――今回の炎上は、まりこさんが娘の前で「連れ子は邪魔か?」と夫に聞く無神経さや、こうせいさんの虐待だと捉えられかねない回答が原因です
(出典:ライブドアニュース「『子連れ邪魔』発言で炎上した夫婦YouTuber 警察からの指導内容を語る」)
動画の中で、結婚するにあたって、子供は邪魔なのか?という話が子供本人の前で話したことが、視聴者の間で大きな波紋を呼んだのです。
特に問題視されたのは、娘さんに対する言葉や態度が「冷たく見える」と感じた視聴者が多かった点でした。
その結果、「娘さんがかわいそう」「虐待では?」といった心配の声がSNS上で次々と広がり、炎上へと発展していきました。
ライブドアニュースでもこの件が取り上げられています。
記事によると、警察からの指導があったことも報じられており、夫婦は動画内でその経緯について説明したそうです。
SNS上では、怒りや非難の声と同時に、
「子どもの気持ちを思うとつらい」「あの子の心が心配」
といった“娘さんを守りたい”という感情の連鎖も起きていました。
このように、表面的には“炎上”のように見えても、その裏には「子どもの幸せを願う人たちの優しさ」や「親としてどうあるべきかを考える気持ち」も確かに存在していたのです。
なぜ多くの人が怒りを感じたのか?「共感の裏返し」心理
今回の炎上の大きな要因は、「怒り」という感情の中に“共感”が隠れていたことです。
多くの人が、娘さんの気持ちに強く共感し、「もし自分があの子の立場だったら」と感じたのではないでしょうか。
心理学では、このように他人の立場を自分に重ねて感じることを「投影反応」といいます。
つまり、画面の中の親子を見て、無意識のうちに“自分と子どもの頃の自分”を重ねてしまうのです。
それが「かわいそう」「守ってあげたい」という気持ちを生み出します。
しかし、共感が強くなりすぎると、それが“怒り”に変わることもあります。
「どうしてあんな言い方をするの?」「もっと優しくしてあげて!」
という感情は、実は“子どもを守りたい”という気持ちの裏返し。これは心理学でいう「保護欲の暴走」と呼ばれる現象で、誰かを守りたい気持ちが強すぎて、相手を責めてしまうというものです。
つまり、炎上は単なる批判の連鎖ではなく、“優しさ”や“共感”が過剰になった結果でもあるのです。見ている視聴者の立場で色んな意見があったのでしょう。
まとめ:ポンコツらいす炎上の裏にある“人の温かさ”を忘れないで
今回の「ポンコツらいす」炎上騒動は、多くの人が心を痛め、そして“子どもを守りたい”という想いから声を上げた出来事でした。
確かにSNS上では批判の言葉も多く見られましたが、その根底にあったのは「娘さんの気持ちが心配」という、人としての優しさだったのではないでしょうか。
実際に通報が入り、警察が動いたことも、決して悪いことではありません。
それは“誰かが本気で子どもの安全を思った”という証拠です。
社会全体で子どもを見守る――それこそが、本来あるべき形なのかもしれません。
この炎上をきっかけに、ポンコツらいす夫婦も改めて「親として」「家族として」向き合う時間を持てたなら、それは決して無駄な出来事ではないと思います。
誰だって完璧な親ではありません。
だからこそ、子どもの心に耳を傾け、家族の絆を深めていくことが何より大切です。
私たち一人ひとりも、今回の出来事を通して学ぶことができます。
それは、「怒りや批判ではなく、思いやりの目で人を見ること」。
そして、親になったときには、覚悟をもって人を育てていくということです。
炎上の裏にあるのは、決して“悪意”だけではなく、“守りたい”という人の温かさ。
その優しさを信じて、私たちもまた、自分のまわりの小さな幸せを大切にしていきたいですね。
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